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日本の一番南の果てには、
いったい何があるんだろう??
ひょっとしたら、とんでもない絶景がそこにはあるのかもしれない!
とーっても単純な理由から、今回の旅は始まった。
日本の最南端は、沖縄の八重山諸島にある、波照間島だ。
南十字星が輝く水平線の孤島、波照間島。
名前からして、この島には昔からただならぬ魅力を感じていた。
その名前からして、きっと太陽に照らし出された海が、
燦然と輝く、そんな魅力的な島であるに違いないと勝手に想像ばかりを膨らましていたのだ!
ハテルマブルーという言葉を知ってますか?
ここ波照間島には沖縄のどの島にも見られない、独特の”青”があるのだという。
それがハテルマブルー。
それが本当ならば、ぜひこの目で確かめてみたい!!
期待を胸に、僕は沖縄へと飛び立った。
那覇空港で飛行機を乗り継ぎ、八重山諸島の玄関口、石垣島へ向かう。
ここ石垣島は、僕がはじめて沖縄で絶景探検をした思い出の場所。
空港に降り立つと、その頃の懐かしい記憶が一気によみがえってくる。
路地裏の一角で見つけた定食屋さんで
沖縄に来たら必ず食べる、麩チャンプルーを頬張りながら、
波照間島行きの船が出港するまでの時間を潰した。
15時30分。
いよいよ波照間島へ向けて出航する時がきた。
多くの旅人がこの島の美しさに惹かれ、乗船する。
後から知ったのだが、この波照間島という名前の語源は、
果てのうるま(果てのサンゴ礁の島)というところから来ているみたいです。
船は石垣港を出港し、竹富島の南を通り、大海原へと繰り出していく。
それに伴ない、船の揺れは激しくなり、
海の色も一段と青さを増してくる。
八重山諸島でも一際大きな西表島を横目に、新城島、黒島の横を通り、
ちょうど1時間ほどで波照間島の島影が見えてきた。
高い山がどこにもない、のっぺりとした島だ。
そのくせ、海岸線の多くは断崖に囲まれ、
接岸できる場所が少ないようで、船はぐるっと島を回り込んで、
島の北側に設けられた港へと入港していった。
港はたくさんのお出迎えの人で賑わっていた。
そんな中、僕も今日からお世話になる民宿「照島荘」の星さんを見つけ、
車で宿まで送ってもらう。
サトウキビ畑が島のいたるところに点在し、ヤギや牛の姿もあちこちで目にする。
なんてのどかなところなんだ〜!!
この島の主要産業は農業で、観光地化されていない、とっても素朴な島が
ここ波照間島なのだ。
早くハテルマブルーを見てみたい!
そんな思いでいてもたってもいられなかったが、
残念ながら今日は空が白じんで、抜けるような青さは期待できなかった。
それでも、海が見たくて、宿に着いて荷物を降ろすとすぐに、
宿の自転車を借りて、僕は浜へとペダルを漕いだ。
目指すはニシ浜。
北にあるのに、ニシ浜(笑)。
現地の言葉では北のことをニシというらしい。
じゃあ、西はいったい何なんだろう???
波照間島は1周が14キロの小さな島。
そして、民家のほとんどが、島の中心部の高台に集まり、その周囲はサトウキビ畑に囲まれている。
僕がお世話になった民宿も島の中ほどにあり、
そこから浜までは2キロくらいの距離だ。
坂道を自転車で下っていると、
やがてその先に海が見えてきた。
その海は、夕暮れが近いにもかかわらず、
青く、魅力的な色をしていた。
これが真昼の晴天と重なるといったいどんな色に変わるんだろう?
ハテルマブルーを果たして見ることができるのだろうか?
頼む!明日、いい天気になってくれーーーっ!!
翌朝、
僕の心の叫びが通じたのか、
昨晩、夜空を包み込んでいた薄雲はきれいに晴れ、
気持ちの良い青空が広がっていた!
この青空なら、きっと見れるはずだっ!!
空気の抜けかけた、変速の付いていないママチャリで
今日もニシ浜を目指す。
サトウキビ畑を通り過ぎ、牛を横目に、浜へと続く道を下ると、
そこには吸い込まれそうなくらい青く美しい海が広がっていた。
すごい...。
これがハテルマブルーだったんだ...。
限りなく透明度の高い海と珊瑚の白砂が作り出す青。
濁りや淀みのまったくない、純粋な水の青が目の前に広がっていた。
しかも、その青は海底の状態によって、見事なグラデーションを
作り出していたのだ!!
誰一人いないとびきりキレイなニシ浜で、
岩の上に腰掛けて、いつまでも海を眺めていた。
南の果てで見つけた宝石のようなこの浜は、
僕にかけがえのない絶景をプレゼントしてくれた。
ハテルマブルーよ、
ありがとう!!!!!
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